それも幸いな明日のため
今日は衆議院選挙と最高裁判所裁判官の国民審査ということで、日曜日ですのでまず礼拝に行ってその帰りに投票してきました。心なしかいつもの選挙より投票に来られている方が多いように思いました。さてさてどのような結果になるのでしょうね。
ところで昨日、今日と第34期竜王戦第3局が開かれて藤井聡太三冠が勝利したというので中継を熱心に観ていた藤井三冠ファンの夫が喜んでいます。私は将棋のことは全く分かりませんが夫が喜んでいるので、それが嬉しいといったところです。
その夫ですが1年ほど前から休日にチャーハンを作ってくれるようになりました。大抵は土曜日ですがこの2週間は色々なことと重なったために作らなかったので久しぶりに昨日作ってくれました。
夫はもともと料理を一切しない人でした。ですから私が長期出張などで不在の時は出来合いのものを買って済ませていたのです。何せ夫の勤める会社の周辺にはデパートが並んでいますから帰りがけにデパ地下に寄れば美味しいものがいくらでもあります。
それでも私が仕事で3ヶ月間不在にしていた時は買ったものばかりだと飽きるというので、たまに簡単な野菜炒めを作ることがあったようです。といっても面倒な生肉は使わずもっぱらハム、ベーコン等と野菜を炒めるくらいなのですが、かつては自炊といったらキュウリと竹輪を切って「ハイ出来上がり」の人でしたから大進歩だったのです。
しかし、介護のために私が休職してからは夫が料理をする機会はなくなり「仕事から帰って来たらすぐに食事が出来るって幸せだよ。」なんて言っていました。
それがオクラ水にはまって毎日オクラを消費しなければならなくなりました。何せ頭を切り落として水に浸したオクラは日持ちがしないので私が帰省中は自分でどうにかするしかありません。
そこでオクラを塩コショウで炒めたら美味しかったと嬉しそうに話してくれました。思わぬ遠距離介護効果だったと思います。
それがきっかけで再び炒め物をするようになり、それから更に長い期間を経てチャーハンにも挑戦するようになった訳です。やがて美味しいチャーハンの作り方にこだわるようになりました。
最初の頃は美味しかったりイマイチだったりと味にバラツキがありましたが、頑張った甲斐あって今やチャーハンは夫の十八番料理になりました。
夫が作ったチャーハン。色々入れる私のと違ってシンプルですが美味しいです。
夫はチャーハンを作ったら後片付けも自分がすると決めていて、私は楽をさせて貰っています。高齢になってからの夫のチャレンジはやがてお互いにリタイヤした時のため、夫婦としてもっと良い関係を築いていたいという思いからだと受け止めて有難く思っています。良い夫婦になろうと思ったら幾つになっても互いの努力が要りますね。
