ゆるり日記

息抜きに身の回りのことや聖書のことなど気の赴くまま書きます

今日の聖書

ローマ人への手紙8章28節

神を愛する人々、

すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、

神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、

私たちは知っています。

 

*  *  *  

  人生は四季に例えられ、芽吹き栄える時もありますが、渇く夏も凍える冬もあります。不毛と思える季節には確かな希望があってこそ耐え忍べるものだと思いますが、その希望が状況に揺るがされるものであっては耐え得ることは出来ないものと思うところです。「そのままで輝く」(森本英治著)という本があります。その本の中にこんなエピソードが書かれています。

『これはアメリカの話ですが、一組の初老の夫婦が国道のそばにレストランを経営していました。その味は評判でいつもそこには何台かのトラックが止まって繁盛していたのです。(中略)政府の方針でバイパスができました。すると忽ち車の交通は途絶え店に立ち寄る客足は遠のきました。遂にそのレストランを閉じなければならない状況に追い込まれたのです。「…自分たちはついていない、一体政府は何を考えているんだ。」そのようにつぶやき…愚痴を言って回る事もできました。しかし、この夫婦はこの不遇と思える出来事の中に、この失敗と思える状況の中に神が何を計画しておられるかを汲み取ろうとしました。何故なら聖書に「神を愛する者、すなわちご計画によって召された者たちのために神は万事を益として下さる」とあるからです。(中略)

彼らは二つの道が前にある事を知っていました。一つはその店を売ってその資金で養老院に入る事、もう一つはそれを元手にして新しい場所でチャレンジしてみる事でした。そうです。彼等は勿論後者をとりました。これは神が自分達に新しい祝福の門を開いてくれたのだと信じたからです。そしてもう一度初心にかえり、ひと工夫もふた工夫もし、新しい商品を生み出しました。それこそケンタッキーフライドチキンの始まりなのです。』

 

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