ゆるり日記

息抜きに身の回りのことや聖書のことなど気の赴くまま書きます

クリスマスがChristmasでありますように

12月に入った途端に街の至る所が色とりどりのイルミネーションで飾られてきらびやかになり、クリスマスソングが1日中流れています。

日本ではクリスマスというと恋人たちの日だと思われ、その日を1人で過ごすのは惨めで恥ずかしいことと思われている面もあるようですが、クリスチャンとしてはそれがとても残念でなりません。 

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もしかしたらChristmasがイエス・キリストの誕生を祝う日だということを知らない日本人は多いのかも知れません。ところで、イエス・キリスト誕生の出来事は新約聖書ルカの福音書の中に以下のように書かれています。

「さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。御使いは彼らに言った。

『恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそキリストです。あなたがは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。』

すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現れて神を賛美して言った。『いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。』

御使いが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。『さぁ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。』

そして、急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てた。それを見たとき、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。

しかし、マリヤは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美をしながら帰って行った。」(ルカの福音書2章8節~20節)

イエス・キリスト誕生の記述は新約聖書に突然出てきたのではなく、預言として旧約聖書の至る所に書かれています。

特にイエス・キリストが誕生される約700年前に書かれたイザヤ書の預言は明解です。

「ひとりのみどりごが私たちのために生まれる。ひとりの男の子が私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は『不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君』と呼ばれる。」イザヤ9章6節

その預言成就の第一報がもたらされたのは王や地位の高い人たちではなく、寒空の下、闇の中から襲い来る獣から羊を守るために夜番をしていた羊飼いたちでした。まず社会の底辺にいた貧しい人たちに知らされたのです。

どこから獣が襲って来るか分からない漆黒の闇の中にいた羊飼いたちは見たことのないまばゆい光を驚き見、御使いの話を聞いてすぐにアクションを起こしました。

そして「あなたがたのためのしるし」と告げられた赤子と対面したのです。彼らは預言の成就を目の当たりにしました。そこには聖なる感動と喜びが満ちていました。

羊飼いたちは神のことばの確かさを体験し、何があっても損なわれない希望を持つ者となりました。彼らは闇から光に移されたのです。

ところでイエス様が聖書の約束の通りに地上に来られた時、受け入れる家がなかったので石造りの家畜小屋で生まれて飼葉桶に寝かされました。家畜が餌を食べる桶に寝かされたのです。決してキレイではありませんし、悪臭があったでしょう。

それはイエス様が生まれながらに拒絶されることを知っておられたということであり、家畜小屋のように冷たく堅い心、悪臭漂う心に救い主として来て下さるということをも表しています。

誰の心にも堅く冷たい心、人には知られたくない闇の部分がありますから、イエス・キリストの誕生は立場や生まれに関係なくすべての人に差し出されている神様からの最高のプレゼントです。クリスマスにプレゼントを贈り合うのもそこからだと言われています。

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