ゆるり日記

息抜きに身の回りのことや聖書のことなど気の赴くまま書きます

人にはできなくても

今日は暑さも今日までとされる処暑ですが、明日から一週間は長雨で下がっていた気温が再び上昇して暑くなるとの予報です。体調管理をしっかりしていきたいですね。

 

さて、キリスト教を世界に広めた立役者と言えば使徒パウロです。彼は由緒正しい家柄の生まれで高学歴、エリート中のエリートでしたが、クリスチャンを迫害していました。その彼の人生が180度変わった出来事が聖書の使徒の働きにあります。

「さて、サウロはなおも主の弟子たちを脅迫し、殺そうと意気込んで、大祭司のところへ行き、ダマスコの諸会堂あての手紙を書いてくれるよう頼んだ。それは、この道の者であれば男でも女でも、見つけ次第縛り上げてエルサレムに引いて来るためであった。

ところが、道を進んで行って、ダマスコの近くまで来たとき、突然、天からの光が彼を巡り照らした。彼は地に倒れて、『サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか』という声を聞いた。

彼が、『主よ。あなたはどなたですか』と言うと、お答えがあった。『わたしは、あなたが迫害しているイエスである。立ち上がって、町に入りなさい。そうすれば、あなたのしなければならないことが告げられるはずです。』

同行していた人たちは、声は聞こえても、だれも見えないので、ものも言えずに立っていた。サウロは地面から立ち上がったが、目は開いていても何も見えなかった。そこで人々は彼の手を引いて、ダマスコへ連れて行った。彼は三日三晩の間、目が見えず、また飲み食いもしなかった」使徒の働き9:1~9

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彼はその時にイエス・キリストに出会い、それによって彼の人生が180度変わることとなりました。その後彼はキリストの弟子アナニヤから洗礼を受けました。アナニヤがサウロに手を置いて祈ると、ただちにサウロの目からウロコのような物が落ちて、目が見えるようになったとあります。(使徒9:18)「目からうろこ」の語源です。

彼は名前をユダヤ名のサウロからギリシャ名のパウロに変えました。パウロとは「小さな者」を意味するといいます。エリート中のエリートであることを誇って生きていた彼の謙った姿の表れでしょう。

実際彼はキリストに出会ったことでそれまで誇りであった自分の家柄、学歴、経歴それらすべてを「私の主であるキリスト・イエスを知っていることのすばらしさのゆえに…それらをちりあくたと思っています。」ピリピ3章と言うほどに全く価値観が変わり、生き方が変わりました。

 

キリストに出会って変わったといえば2年前のクリスチャントゥデイ紙に次のような記事がありました。

https://www.christiantoday.co.jp/articles/26857/20190523/ex-yakuza-theological-student-1.htm

 イエスは言われた。「人にはできないことが、神にはできるのです」ルカの福音書18章27節