ゆるり日記

息抜きに身の回りのことや聖書のことなど気の赴くまま書きます

マロンづくしのチーズケーキでホッ

さすがにこの時期になると次々と仕事に区切りがつきます。昨日は午前と夜の礼拝でそれぞれ45分ほどメッセージに立ち、今年最後の登壇となりました。

また、今日の午前中は今年最後の祈祷会がありました。メンバーのCさんが自家製の黒ニンニクを持って来て一年の労をねぎらってくれました。有難いかぎりです。それにしても黒ニンニクは臭わないんですね。

祈祷会が終わってすぐに私はNさん宅へ走りました。Nさんとの出会いは35年前。当時入退院を繰り返していたNさんの主治医のIさんが当教会のメンバーで、Iさん夫婦と一緒に教会に来られた時でドキッとするような初対面でした。

Iさんが私にNさんを紹介してくれたのですがNさんの目は両方とも牛の目のように飛び出していて正面を向こうとしても首がよじれて顔がギューッと左を向いてしまうため目と目を合わせての挨拶は出来ませんでした。

そんなNさんと個人的に関わるようになったのは初対面から間もなくのことで、Nさんと私の息子が同じ時期に同じ病院に入院したのがきっかけでした。色々な経緯があって、退院をした彼女がバスで小一時間かけて我が家に来るようになりました。

その頃は足取りがおぼつかなくてバスでの移動も危なっかしい状態でしたが、我が家に来ることによって新しい友人たちが与えられました。やがてNさんの目は普通になり首もよじれなくなりました。

娘の状況を心配していたNさんの父親から私にお礼のハガキが届き、Nさん自身がそれで父親の愛情を知りました。私自身も父の愛を知らないのでNさんの父から頂いた文面に大変感動した記憶があります。

出会った頃はお互い若かったのですが、今や共に高齢者となり私より年上で、体の弱いNさんは距離の問題もあって教会に来る体力気力がなくなりました。わりと近くに弟さん家族が住んでいるとはいえNさん自身には家族がなく独居なので私が気にかかっている1人です

毎年この時期はクリスマスプレゼントを持って訪ねるのですが買い物や料理も難しくなった様子なので祈祷会前に電話をかけて「教会のカレンダーと弁当や食料品を届けます。」と伝えたら「助かる。」と喜んでいました。

教会からNさん宅までは車で30分。Nさん宅のすぐ近くにコンビニ7iがあるのでそこでサンドイッチとコーヒーを買って駐車場でお昼にありつこうとした途端同じコンビニを出て帰ろうとするNさんを発見。店内ではお互い気づかなかった…。

急いで車を降りて声をかけたら本人は朝の電話の件をすっかり忘れていました。前回もそうだったので予測はしていたため「あら、導きですね。」と喜ぶNさんと一緒に私も喜び、立ったまま一緒に祈りました。

コンビニで温めて貰った弁当とレトルト食品、カレンダーと荷物があるので「車で家まで送ります。」と言うと「少しは歩いたほうが良いので歩いて帰ります。」ということでそのまま別れました。

電話で話すと悲観的な言葉が多くて心配になりますが直接会うと記憶力はあやしくなっているものの思いのほか元気なので安心するのも毎度のことです。気がかりが1つ解けて良い気分で帰ってきました。

夕方夫が成城石井の「マロンづくしのチーズケーキ」を買って帰ったので今日のデザートに切り分けて頂きました。甘すぎず美味しかったです。

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