連日の完全燃焼２

 昨日のブログの続きですが、少し長いです。🙇

一昨晩は部屋に戻って花の名前を調べる余裕もなく再び片付けに没頭し続け、ある程度メドが立ったところで２日目の作業を終え、ブログを更新できないまま床に就きました。

片付けをしていると母がこだわり、愛していた品々・壊れた腕時計、急須敷き、卓上の小さなクズ入れ等々どれもこれも手に取ると母との会話やシーンを思い出します。しかし、感傷に浸っている暇はなく思いを収めます。

それでも手が止まることはあって祖母の着物、兄たちの写真等々には色んな思いが交錯して「もう天国にいるから良いよね」と独り言を言いつつ処分に回しました。

私が就職して最初のボーナスで買って送ったバッグがまだありました。40数年前のものです。あの時の母の喜びようといったら、親戚中に自慢した為に恩人の祖母の従姉妹が同じ物が欲しいと言うので慌ててプレゼントしたということもありました。

日ごろ筆不精を自認している私ですが、母や祖母に送った手紙が保管されていて結構マメに手紙を書いていたことが分かってビックリでした。それらを読むと私が祖母と母に何をどういう思いで送ったのかが分かり、はからずも若い頃の自分に遭遇しました。何だか母からご褒美を頂いたようです。

作業３日目。午後１時に業者が入るので午前中が勝負でした。帰省した日から食事はコンビニ弁当などで済ませています。その日も朝のうちに近所のコンビニで朝食と昼食を買って帰りに懐かしい花を見つけました。目にするのはふるさとを出て以来初めてです。

フーリンブッソウゲまたはコーラルハイビスカスという花で東アフリカ原産だそうですが、私が子どもの頃はそこら中に咲いていました。久々の同級生に会ったかのように懐かしい思いでしばらく足を止めて見ていました。

ちゃんとエネルギーチャージをしたら午前中に私がしておくべき作業を急ピッチで進めなければなりません。水分補給を怠りなく、時々手を水で冷やして体温を下げ、あとはずっと動きっぱなしでしたが、それでも業者の到着が１時間遅れたので何とか間に合ったのでした。

業者は４人でやって来ました。あまりの暑さに彼らも汗だくで時々ため息が聞こえました。キツイのです。何せウチで２軒目ですから。殊に母がベランダで精魂込めて育てていた沢山の鉢植えをジリジリと日が照りつける中で土と植物に分けるチームは大変そうでした。

電話で問い合わせた時に１時間で終了すると言われて私は「２時間はかかると思いますよ」と言ったのですが実際の作業時間は３時間近くに及びました。料金は２倍になりましたが凡そ２トンもの量ですし納得の額でした。おまけに女性の私の力ではどうにもならなかったことを彼らに頼んでみたら気持ちよく処理してくれて助かりました。

業者が引き払った後でザッと掃除をして気がつくと不動産に鍵を返しに行くのにギリギリの時間でした。急遽義姉に電話をして車で送って貰ったのですが、車を降りる時によろけるほど足腰は限界でした。

それでも無事鍵を返却してアパートの解約も済みました。母と面会が出来ないということで短期決戦を決意したのですが、15日夜に帰省して18日夕方に全て終了。かえって感傷的にならずに済んで良かったと思いますし、私としては連日完全燃焼できたのもキツカッタですが感謝でした。