ゆるり日記

息抜きに身の回りのことや聖書のことなど気の赴くまま書きます

なお実をみのらせ、みずみずしく

私が小学校に入学した時に「ランドセルしょって くつはいて おわすれものはないかしら よくかんがえて でかけましょう」という唱歌を学校で教わりました。

今もたまに夫の出勤時に私がそれを歌って「忘れ物はないですか?」と夫に尋ねることがあるのですが、夫は私が適当に作った歌だと思っていたことが先日分かって「いやいや小学校で教わったでしょう?」と言うと夫は全く覚えがないとのこと。

私は夫が覚えてないだけだろうなと思っていました。若い頃は物覚えが良いことくらいが私の取り柄で、高校の修学旅行でバスガイドに教わった鹿児島弁や長崎情話の歌詞を覚えていたりしますが、最近は必要なこともスポッと抜けてしまうことがあって否が応でも老いを感じてしまいます。

ところが昨日、祈祷会に集まった婦人たちが帰り際に忘れ物がないか確認しあっていたので「そういえば、この歌を知っていますか?小学校で習いましたよね?」と尋ねたら昨日は私より少し年上の方から50代前半の方、地元出身やら九州出身の方が居たのですが全員が知らないと答えました。

文部科学省の「沖縄の教育 戦後の歩み」を見ると昭和33年に実質上沖縄の教育は日本本土と一体化したものといえるとありますが、細かなところで違いがあったのでしょう。

最近は夫婦で何かにつけてお互いの物忘れを冗談で「ちょっと、大丈夫?」などと言い合っていますが、とりあえずその件は夫が忘れた訳ではなかったようです。

それにしてもこの記憶力の衰えは若い時は想像できなかったなぁと身に染みて思うこの頃です。けれど、

詩篇92篇14節

彼らは年老いてもなお、実を実らせ、みずみずしく、おい茂っていましょう。

の聖書のことば通りありたいと願っています。

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