誰もができる訳ではない
空気は冷たいものの日が照って気持ちの良い日です。家の中では素足にスリッパでいたい私でもこの数日は靴下無しではいられませんでした。それが今日は靴下を履かずにベランダで洗濯物を干しました。そんな些細なことが嬉しく感じた朝でした。
さて昨日は今年最初の聖書学校でK君が全員にプレゼントを持ってきていました。プレゼントの中身は一人ひとり違っていて私にはカルディのスペシャルブレンドコーヒーでした。どこで私のコーヒー好きを知ったのかしら???と、それもまた嬉しいことでした。
聖書学校の私のクラスは授業中ノートを取るのに追われます。K君には意味不明の難しい言葉が多いのですが授業を録音して自宅で親と一緒に学びなおしていて、本人も両親もフルタイムで仕事をしているので大変なことなのに投げ出さずに頑張っています。
授業だけでなく課題図書を読んでレポートを提出しなければなりません。先日K君の父親から「課題図書は漢字が多くて彼には読めないのですが親が音読して録音したものを本人が聞いて彼なりのレポートを提出してはいけませんか」と問い合わせがあったので「良いですよ。」と答えました。
K君の聖書学校入学を許可したのは私ではなく事務局です。軽度とはいえK君には発達障害があり聖書学校の授業についていくのが難しいことは彼を知る誰もが承知のことです。
しかし、彼の聖書を学びたいという願いを大切にしたいと事務局責任者が考え、私もまたそう思いました。私としては授業を通して彼なりの何かを得てくれたら良いと思っています。
K君が聖書を学ぶために一番労しているのは彼の両親です。息子の思いを遮ることなく、しっかり受け止めて支えておられます。実に頭の下がることです。
K君が素直にノビノビと成長してきた鍵は両親がK君を見守り大きな愛で包み込んできたからでしょう。そのような大きな愛で包まれているK君は幸せ者だと思うところです。