たったそれだけ
昨日までの2日間と打って変わって青空が美しい日でした。ここのところ小忙しい日々を過ごしていましたが、昨晩で急ぎの仕事が一区切りついた途端に多くの時間をメール対応で過ごしています。
そんな中「まだ面会禁止ですが、特別に許可しますのでSさんに会いにきませんか。」と施設長から先週のうちに電話をいただいていたので早速今日面会に行きました。
Sさんは一月半前とは全く様子が違っていて、寝たきりになって臀部の褥瘡に苦しんでいました。食事が摂れなくなって点滴で生命を繋いでいるその顔は透き通るように白くとても小さくなっていました。
話す声もか細くて聞き取りづらくて会話が負担のようでした。施設に着いた時はちょうどオムツ交換や清拭をしていて、それが結構時間がかかって部屋の外でヘルパー長さんと話しながら面会を待ちました。
色々して頂いている時というのは体位変換で本人もキツイのでしょう。少し疲れも見えました。すぐに看護師が来たためホンの短時間の面会でしたが、特別許可を下さったご配慮に感謝しました。
苦しみと闘っている方の前に立つとかける言葉を持たない、自分の貧しさを痛感します。心に決めているのは「いつもと同じ笑顔でいよう。」、たったそれだけ。何か届いたのかどうか、慰めになったのか、それは神さまの御手のうちです。だから祈ります。
昨日の朝は花壇のパンジーが雪に埋もれていました。でも、しっかり生きています。