ゆるり日記

息抜きに身の回りのことや聖書のことなど気の赴くまま書きます

愛されているね

一昨日夜に帰省して今日の午後3時半に帰宅という慌ただしい2泊3日でした。

母がお世話になっている介護事業所は大きくて、同じ敷地内に特別養護老人ホーム、有料老人ホーム2棟、デイサービス、居宅介護の事務所があります。

母の独居時代を支えたヘルパーさんたちはその介護事業所の職員です。せっかく母に面会に行ったのでヘルパー主任に挨拶をしたら特養担当者に同席を願い出てくれました。許可が下りたので、たまたま事務所に居た他のヘルパー2人もやって来ました。面会はアクリル板越しに皆で母の名前を呼んだり、手を振ったり猛アピールをしたのですが、母は外からの光がまぶしいのか殆ど目を閉じたままでイマイチ反応はありませんでした。

 母96歳。

沖縄では数え97歳でカジマヤーという大きなお祝いをしますが、母は施設で祝ってもらったようです。

耳がかなり悪いのでマイクを使って呼びかけたのですが聞こえない様子。母の記憶を呼び覚ます手立てになればと祖母の写真と若い頃の母と私が写った写真を拡大コピーして持って行ったのですが、何せまともに目を開けないので役には立ちませんでした。

6月にコロナ感染して危ないところまでいったので大分細くなっていましたが、やつれている訳ではなく、頬もほんのりピンクで健康そうでした。何よりも約20分間車椅子に座り続けていられるのがスゴイことで、ホームの皆さんがしっかりケアして下さっていることが分かりました。

何も反応がない母相手に20分ほど粘って、それ以上は母に酷だと思って切り上げました。母の元気な姿を確認できたことが何よりでした。それに思いがけず独居時代に母がお世話になったヘルパーさん達が来てくれて、母の姿に家族のように喜ぶ彼女達が有難くて…。

10人余のヘルパーにお世話になり、そのうちの3人がいました。

面会室から外に出たら1台の車が入ってきたのですが、駐車場に止めるのももどかしく私たちの前に降りてきたのも母がお世話になったヘルパーでした。しばらく前庭で母の様子を分かち合ってワイワイガヤガヤしていました。

母がお世話になっていた頃から彼女たちの務めに対する使命感と高齢者に対する敬意に感服しています。それにしても母よ、愛されているね。

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疲れてしまって歩くのが大変。那覇市のメインプレイスにあるスタバで休憩中に撮った写真。面会に行く時は雲一つない空にジリジリとした日差しが猛暑そのもでしたが、ご覧の通り鉛色の空からやがて雨に。